【感想】劣化板エイリアンと化した映画「テラフォーマズ」の悲惨さ

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 私は映画「テラフォーマズ」を、日本板エイリアンだと考えている。
世界中の国籍の人間が火星でゴキブリを退治するという設定が消えて日本人オールキャストで演じることになった結果、宇宙船に運ばれて異星人を倒すというストーリーだけが鮮明になりその上で「どうして世界の危機になりうる存在を世界の中心でもない国のオール日本人キャストで殲滅しにいくのか?」という疑問符ばかりが頭に浮かぶ、テラフォーマズというより劣化板エイリアンな内容の映画が誕生したのだ。

三池崇史監督自身が映画「テラフォーマズ」を、劣化板エイリアンと認識しているのか、もしくは原作のテラフォーマズ事態を劣化板エイリアンだと認識しているのかは定かではないが、私が邪推すればテラフォーマズの不自然に、明るい場面作りは、エイリアンシリーズの最新作プロメテウスを、参考にしているように見える。

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 もちろん遠く及ばないがラッパーで映画批判にも才能を広げる 宇多丸がいう所の海外映画の上部だけを模倣して作った「ハリウッド映画的(げ)」な映画「面白い的(げ)」な映画がまた一つ日本に生まれたのだ。(余談だがこれよりひどい批評になると、 宇多丸はオッサンのベロベロバーに無理矢理子供がつきあっているような映画としてベロベロバー映画という表現をする)