渋谷区短大生切断遺体事件と「僕らは裕福なニート」と語った報道。

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渋谷区短大生切断遺体事件というのは歯科医師の両親の家に生まれた浪人生(当時21歳)が短大生の長女(当時20歳)を殺害した事件で、当時のこの事件のメディアの報道についてwikipediaにはこう書かれている『タブロイド紙や週刊誌はその猟奇性をこぞって取り上げ、次男の異常性を強調するような報道を行っている。また、被害者は兄と義理の妹との「禁断の愛」をテーマにしたVシネマに出演していたため、週刊誌などでは近親相姦の話が出回ったが真偽は不明である』。

この事件の異常性とか猟奇性とかについて私の中ではあまり眼中にない。
この事件について私が調べたい言葉はいつまでたっても出てこないので、もしかしたら私の思い違いかもしれないが、確かに私の頭の中ではこのあとメディアが被告と同じような境遇の親が医者の家系の浪人生にインタビューをして、ある浪人生はこう語ったのだ「僕らは裕福なニート」と。

当時被告の両親の中では長女(当時20歳)のVシネマ出演などの経緯は非行と取られていたいたようで、家の序列的には完全に浪人生の兄(当時21歳)が上だったようだが、浪人生本人の中には後ろめたい部分もあったのだろう。
その上で家族からも批判されている体のいい妹に、偉そうに説教していたら「兄さんには夢がないね」という図星と、GTO の勅使河原的ヒスを起こして結果妹を亡き者にした。
私の記憶の中にしかない(ちゃんと調べたら出てくるのかもしれないが)「僕らは裕福なニート」の件以外は、世間的にはこの事件はこう認識されていると私は思っている。

同じような境遇の被告にはやはり医者の家系で浪人しても医学部に合格できず(これに対しては国立大学の園芸学部に合格できたのに私立ではダメだったのかと疑問を投げかける人もいる)大学卒業後引きこもりになった市橋達也容疑者等もいるが、このまま先の事件の浪人生(当時21歳)が勉強を続けて、不気味な事件の容疑者ではない立派な医者になる未来があったのか、その浪人は不健康なものでしかなかったのかは未だに分からない。

どちらにしろこの事件、私の頭の中にしかない「僕らは裕福なニート」というフレーズが気になっている。被告の両親がいつまで被告に浪人を認めたのかはしらないが、この家族にとっては無職やフリーターよりも家系的には医浪の方が格好がつくので合格しなくてもギリギリまでこの浪人生活は続いていたんじゃないか。
結局はその人の目の前にあるお金がその人の生活を変える。
浪人して医者になれなくても、医者になれないなら(対面をためつ為にも)何年も浪人してくれていた方がまだ良いと考える家族、それをふまえての「僕らは裕福なニート」だろう。