【B26暗黒星雲とは何か?】昭和ライダー敵組織の歴史【ショッカーからクライシス帝国まで】

C2DrRPVVEAE15cJ.jpg

■岩石大首領の出身は宇宙の果て?

昭和ライダーの悪の組織の首領が宇宙人になったのは、6作目の仮面ライダーストロンガーからである。
今までの秘密結社を全て裏から操っていたとされる岩石大首領の体内の奥深くに鎮座していたのはなんと宇宙生命体。
「わしは地球を捨てて宇宙の果てに帰る」と発言した事からショッカーの設立者は宇宙人だったと言う事意外この時点ではまだ謎であった。

 ■ネオショッカー大首領から始まった暗黒星雲

キングダークから始まった組織のボスが巨大と言う流れは5昨目の仮面ライダーアマゾンを除き、
6昨目の仮面ライダーストロンガー
7昨目のスカイライダーと続いていった。
スカイライダーの宿敵ネオショッカー大首領は暗黒星雲から来たと言う巨大竜の姿をしておりこれで6昨目、7昨目含めて敵組織のボスが宇宙から来た存在として描かれている事になる。
尚且つウルトラマンの母星であるM71星雲に寄せたようなネーミングの星からネオショッカーの大首領はやって来ており、前作の岩石大首領の宇宙の果てからかなり出身が飛躍している。

 ■3作続けて敵組織首領が宇宙人

6昨目、7昨目と続き、8昨目のスーパーワンの後期敵組織ジンドクマの首領・悪魔元帥はまたしてもB26暗黒星雲から地球侵略に乗り出した宇宙人である。
これにより、

・6昨目→得体の知れない星からやって来た宇宙生命体(岩石大首領本体)
・7昨目→ 暗黒星雲から来たと言う巨大竜(ネオショッカー大首領)
・8昨目→ B26暗黒星雲から地球侵略に乗り出したヒューマンタイプの異星人(悪魔元帥)

と言うような流れになり、三作とも組織の首領が宇宙人という事になる。 

■恐ろしい悪霊のエネルギーとされるバダン総司令

続く9昨目の組織長、仮面ライダーZXの宿敵バダン総司令の出身は得体がしれない。
しかし彼の存在は「ショッカーからバダンまでの歴代組織を操ってきた存在」や「過去の全て組織の頂点のバダンを支配する存在」とされており、その声はショッカー首領と同一のモノだった。
作中の海堂博士は10人ライダーの前に巨大な髑髏の姿で現れ、高笑いしながら彼らに別れを告げて姿を消したバダン総司令を見て「恐ろしい悪霊のエネルギー」と推測している。

■ショッカーからジンドグマまでの首領は影武者か?

最終的に仮面ライダー1号から仮面ライダーZXの組織までをバダンが牛耳っていたと言う粗筋が出来た事で今までの悪の秘密結社の大首領が影武者だったとする説がピクシブ大百科等では一般的だ。
確かに明らかに暗黒星雲人の傀儡だった事を思わせる ショッカー大首領や、
置物のように配置されていたデストロン大首領と言った存在はいる。
しかし

・ゲドン首領・十面鬼ゴルゴス
・ドグマ王国帝王・テラーマークロー
・ジンドグマ首領悪魔元帥

と言った自我が強い面々もおり、
自分達の組織が暗黒星雲人が組織した結社の傀儡に過ぎないと知って素直に従いそうにない面々もいる。

■それでも揺るがないバダン総司令の独裁体制

しかしキングダークの操縦者であった GOD総司令・呪博士当たりはバダン総司令に従いそうだし、仮に造反者が出ても、

・秘密結社ゲドン首領・十面鬼ゴルゴス
・ドグマ王国帝王・テラーマークロー
・(バダン総統と個別の暗黒星雲人であった場合) ジンドグマ首領・悪魔元帥

ぐらいなのだから、多少の小競り合いはあっても仮面ライダーさえいなければバダン総司令の地球侵略は万全だったのかもしれない。
しかし仮面ライダーがいなかったらいなかったで自我の強い大幹部であるアポロガイスト・タイタン・ジェネラルシャドウ辺りがバタン総統の思惑を崩しそうで、如何にバダン総司令にとってショッカーがバランスの取れた組織だったかが分かる。

 確実にバダン総司令と対立するゴルゴム、クライシス帝国

・5万年前から地球で暗躍している、創世王を支配者とするゴルゴム
・異次元世界である怪魔界に存在する クライシス皇帝が支配する
クライシス帝国。
恐らくこの二つの組織には暗黒星雲人が関係していなかったと思われる。

ゴルゴムは地球古参の組織、
・クライシス帝国は地球のパラレルワールドの組織、
・バダン帝国は(恐らく) 異星人である暗黒星雲人を総統として持つ組織

であり、仮に時間軸と仮面ライダーと言うイレギュラーがなければこの3つの組織は確実に衝突していた。

 ■ショッカーからクライシス帝国を組織していたのはサタン?

後に平成の年号で暗黒星雲人が作った一番統率の取れた秘密結社であるショッカーを冠した組織【大ショッカー】が、ゴルゴムもクライシス帝国も手中に納めているので、仮に争っていてもやはりショッカーを牛耳る暗黒星雲人が地球を手中に納めていたようである。
もっともクライシス皇帝と、ショッカー大首領の声が同じ事から、 クライシス皇帝と暗黒星雲の関係を指摘する人もいる。

バダン総司令を見て作中の海堂博士は「恐ろしい悪霊のエネルギー」と推測していたし、兎に角邪悪なエネルギーが充満する場所に 暗黒星雲もクライシス帝国も存在するのだろう。

そして或いは悪の思想を極限まで極めると、悪の秘密結社の首領は皆、納谷悟朗ボイスになってしまうのかもしれない。

しかし手元に資料がなくて大変歯がゆいのだが、岩石大首領の元ネタは(彼が率いるデルザー軍団が西洋のモンスターがモチーフになっている事から)世界妖怪図鑑 復刻版 (ジャガーバックス)で紹介されていた【地中深くに住む西洋妖怪の王】だろうし、飛躍すると暗黒星雲もクライシス帝国も最終的には人間が古来からサタンと呼んできた存在が裏で手を引いていたのかもしれない。

■一番バダン総司令の権力が揺らいだのはゲドン時代

そう考えると GOD機関は神に破れたサタンが、本来得たかった神の名で世界を征服するための組織だ。
そう考えると 暗黒星雲人にとって最も理想的な組織ショッカーの流れを継ぐデストロンまでも仮面ライダーに壊滅させられてしまい急遽手先として使った南米アマゾン奥地の組織、ゲドンやガランダー帝国と連携していた時期が一番バダン総司令にとって権力が揺らいだ時期かもしれない。

■岩石大首領・ネオショッカー大首領・悪魔元帥・バタン総司令は同一人物か?

・6昨目→得体の知れない星からやって来た宇宙生命体(岩石大首領本体)
・7昨目→ 暗黒星雲から来たと言う巨大竜(ネオショッカー大首領)
・8昨目→ B26暗黒星雲から地球侵略に乗り出したヒューマンタイプの異星人(悪魔元帥)

と続いた事から、「ショッカーからバダンまでの歴代組織を操ってきた存在」であるバダン総司令も(岩石大首領本体が発言した宇宙の果て暗黒星雲を指し名前が微妙に異なる暗黒星雲とB26暗黒星雲が同じ惑星だと仮定するなら)暗黒星雲人の可能性が高いがここで不可解なのは、
岩石大首領・ネオショッカー大首領・悪魔元帥・バタン総司令
の関係だ。

・岩石大首領本体 「わしは地球を捨てて宇宙の果てに帰る」
・ネオショッカーの大首領「我は暗黒星雲の帝王にしてネオショッカーの大首領なるぞ」
・サタンスネーク(=悪魔元帥)「我らは銀河宇宙の彼方B26暗黒星雲より地球を支配する為に来た者だ」

と言う発言からするに同じ宇宙人である事から同一人物と仮定しても発言には食い違いが起きるし、私は仮面ライダーZXまでの悪の秘密結社は暗黒星雲人の中で何度も権力争いが行われており、最終的に権力を掌握していた 暗黒星雲人がバダン総司令として最終的な組織の黒幕を名乗ったに過ぎないのではないかと見ている。

 ■あり得たかもしれない秘密結社戦国時代
・5万年前から地球で暗躍している、創世王を支配者とするゴルゴム
・異次元世界である怪魔界に存在する クライシス皇帝が支配する
クライシス帝国。
・ショッカーとの繋がりが希薄そうな ゲドン。
・B26暗黒星雲人である悪魔元帥と反目していたドグマ王国。
・B26暗黒星雲人が首領だが、強い自我を持つ悪魔元帥(バダン首領と別人の場合)。
・改造人間と言う暗黒星雲人とは違うアイデンティティーを持つ構成員や派閥の違い。

これらは全て仮面ライダーと言う共通の敵がいたから、問題にならなかった各組織の性格の違い・各組織が抱える問題点だ。

ショッカーとは始めから別組織の関係にあったであろう、
ゴルゴム・クライシス帝国・ゲドン・ドグマ王国・ジンドクマ
の存在に眼を瞑っても、
仮面ライダーの裏切りにより最も規律の取れた組織であった、
ショッカー・ゲルショッカーデストロンを壊滅させられた事により後に下手をすれば暗黒星雲人の支配に抵抗しそうな程に自我の強いアポロガイスト・タイタン・ジェネラルシャドウ等を産んでしまっている。

これにより仮に仮面ライダーが途中で負けたとして一部の時間軸では、

・(平成で言う)大ショッカー (B26暗黒星雲人【後のバダン首領】が支配する組織) VS
ゴルゴムVS
・クライシス帝国VS
・ゲドンVS
・ドグマ王国VS
・ジンドクマ

と言うような争いになり、
この中から一枚岩にはなりそうにない各組織の大幹部や構成員。
どさくさに乗じて大ショッカーから離反しようとする呪博士や、自我を持って大ショッカーに反目しだすかもしれない0大帝等、
各悪の秘密結社がしのぎを削る秘密結社戦国時代が到来していたのかもしれない。