【ネタバレあり】「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」感想
「頭の弱い人間はすぐサイコとか言う」
「 赤いマントが来るぞ
赤いマントが来るぞきみの講習会に」
・バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生は、レックス・ルーサー バットマン スーパーマンこの3人が主役の映画と言ってもいい。ジャスティスの誕生はジャスティスリーグの前日談という意味だが、この物語はこの3人の主人公の正義、それぞれの正しい道理がぶつかりながら話が展開している。
「頭の弱い人間はすぐサイコとか言う」という台詞には今作のビランであるレックス・ルーサーの正義がよく滲み出ている
「悪いが君みたいな女は知っている」
・キャットウーマンを暗示する台詞
「ゴッサムはピエロになやまされてきた過去がある」
「善人は何人残った今も善人か」
・見極めが難しい、バットマンの良き理解者であった地方検事、後にビランとなるハーヴェイ・デントを指しているようでもあるが、マイナーどころでいえばハッシュ、一時期バットマンと敵対していた二代目ロビンジェイソン・トッドなども分類されるため、バットマンをよく知る観客が観るとニヤニヤさせられる。
バットマン vs スーパーマンにはバットマンのビランは登場しない変わりに台詞演出でその存在感を臭わせている。
「 我々は犯罪者だ。昔から何も変わっていない」
・スーパーマンの 「悪は新聞が正す」と対をなす言葉
「悪は新聞が正す」
「このコウモリは地元とその周辺のみ自衛している
これが恐怖症支配だ」
「バットシグナルを見てもでしゃばるなバットマンは今日死んだ」
・本作のスーパーマンはその周りをかえりみないようなスーパーパワーの使い方から人々に一部非難され、ウルトラマンが怪獣と戦うような形での二次被害で多くの死傷者をだしているのだが、それについては意に介さないようで、終始バットマンを悪、独善的だと非難している。
前作のゾット将軍との戦いでスーパーマンはゴジラも真顔なほどの激しい市街戦を戦っており、あろうことかその戦いでバットマン (ブルース・ウェイン)の経営するビル、会社の社員も含めて損害を出しており、これが一つの今作でバットマンとスーパーマンが戦う理由になっている。
日本のヒーローに例えるならば、昔から平和を自治している仮面ライダーがいる日本にポッとでのウルトラマンが現れて強大な力を持つ巨大怪獣を倒すものの、本郷猛 (仮面ライダー)の協力者である立花藤兵衛のバーは巨大怪獣との戦いで半壊、立花藤兵衛は重傷を追い、仮面ライダーはウルトラマンに敵対心を持つようになると共にそのウルトラパワーに深い不信感を持つようになると言うようなストーリーだ。
実際スーパーマンは冒頭で恐ろしいほどの二次被害を(ゾット将軍との戦いで仕方がないとはいえ)出しており、しかも異星人である。バットマンが敵対心を持つとともにそのスーパーパワーに不信感を持つ様も今作では無理がなく描かれており、バットマンとスーパーマンは勿論意味もなく互いを敵にする訳ではない。